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マレーシアの祝日 ディーパバリについて

多民族国家マレーシアでは、それぞれの民族が信仰する宗教行事がオフィシャルなイベントとして国民の祝日となっており、11月14日はヒンドゥー教の新年にあたる「ディーパバリ(Deepavali)」でした。

ヒン ディー語 が広く使われているインド北部  では短縮形の「ディワリ(Diwali)」が一般的 で、タミル語などが使われているマレーシアやシンガポール、インド南部では「ディーパバリ」と呼ばれています。

また、ディーパバリは別名「光の祭典」と呼ばれており、悪に対する善の勝利(闇に対する光の勝利)を祝うお祭りとしても知られています。

(※由来には様々な説があるようです)

この時期になると、街中やショッピングモールはランプやキャンドル、「KOLAM(コラム)」と呼ばれる色付けしたお米や花びらを使った砂絵で色鮮やかに飾りつけされます。

この手作業で作製される砂絵のアートがとても美しく、様々なデザインを見て写真を撮るのが楽しいのですが、今年はコロナ禍。。。

感染者増加に伴い、条件付き活動制限令が施行されているエリアが多くなっているため、飾りつけはとても控えめでした。

また、いつもはお祭りムードで賑わうクアラルンプール郊外にあるヒンドゥー教寺院のBatu Cavesも今年は訪問者が少なく、閑散としていたようです。

ディーパバリ

※通常はこのような砂絵のアートを至るところで見ることができます。


今年は仕事や生活スタイルが大きく変化したニューノーマルの到来。まだまだ感染者が多いマレーシアですが、政府の指示に従い国民皆で感染拡大防止に努めています。

盛大に行われる宗教行事を体験できないのは少々寂しい気がしますが、

来年はいつものような華やかさ・賑やかさが戻ってくることを祈りながら、引き続き健康に気をつけて前向きに過ごしたいですね。