Connecting...

戻る
マレーシアにおけるワクチン接種完了者への規制緩和措置

マレーシアにおけるワクチン接種完了者への規制緩和措置

​マレーシアではコロナウィルスのワクチン接種完了者の増加伴い、規制の緩和が始まっています。そこで、今回は主にワクチン接種完了者に対してどのような緩和措置が取られているかをお伝えします。

ワクチン接種率

18歳以上の成人で、1回目の接種が終了している人は9月7日時点で63.3%、2回目の接種が終了している人は49.3%。クアラルンプール市や行政機関のあるプトラジャヤ地区においては、1回目の接種が終了している人は100%に達しています。また今年10~11月までに全ての成人に対する接種の完了を目標としています。
(情報:マレーシア保健省)

ワクチン接種完了者に対する規制緩和措置

規制緩和対象となるワクチン接種完了者

  • 2回接種が必要なワクチン(ファイザー、アストラゼネカ、シノバック、モデルナ、シノファーム等)の場合: 2回目接種後14日以上経過している者

  • 1回のみ接種が必要なワクチン(ジョンソンエンドジョンソン、カンシノ等)の場合: 1回接種後28日以上経過している者

ワクチン接種未完了者も含めた措置の変更

  • 公共の場所・施設への立入りを許可(ただし17歳以下は「奨励」されない)

  • 自宅から半径10キロメートルの移動制限は解除

ワクチン接種完了者が可能になった活動(ただし条件・制限あり。いずれもMySejahtera」アプリ上に表示されるデジタルワクチン接種証明書の提示が必須)
今まで許可されていた食品や生活必需品の買い物などの経済活動に加え、

  • スポーツ・レクリエーション活動

  • レストランなどでの店内飲食(Dine-in)

  • 車の乗車人数は定員まで可能。ただし、タクシー等はこれまでどおり、運転手を含め2名まで

  • ワクチン接種完了者である親は、17歳以下の子供を、ワクチン接種完了者に認められた店舗に連れていくことが可能

入国時の規制緩和措置

  • 海外から到着又は帰国する渡航者(国民及び永住者パスホルダーやMM2Hパスホルダー等でマレーシアに自宅を持つ非マレーシア国民)でワクチン接種完了者は自宅で強制隔離に服することが可能。ただし、保健省への許可申請が必要。

  • 外国で取得したワクチン接種証明書についても、国際入国地点(KLIA等)で自宅隔離のために利用することが可能。
    (情報:在マレーシア日本国大使館ウェブサイト)


海外で取得したワクチン接種証明書もMySejahteraアプリへ移行可能に

前述した「MySejahtera」は、コロナウィルスの感染ルートを追跡をするために開発されたアプリですが、ワクチン接種完了後のデジタル証明書も表示されます。また海外で取得したワクチン接種証明書も、MySejahteraへの移管が可能です(マレーシアの保健所へ申請し、電子証明書を発行)。

(情報:在マレーシア日本国大使館ウェブサイト)


MySejahteraはマレーシア国内で必ず使用しますので、渡航が決まっている方は事前にダウンロードしておくことをお勧めします。

以下はMySejahteraのスクリーン表示。

【ワクチン未接種の場合】①ホームスクリーン②チェックイン後の表示。

【ワクチン接種が完了している場合】③ホームスクリーン④チェックイン後の表示。

MySejahteraアプリ1
MySejahteraアプリ2
MySejahteraアプリ3
MySejahteraアプリ4

【イメージ】カイリー・ジャマルディン保健相のTwitterより

今後もワクチン接種完了者が増え、更なる緩和措置が取られることが予想されます。入国後の隔離日数、移動、買い物などにも影響があるため、マレーシアでの就労先が決まり今後入国予定がある方は、ワクチン接種後の渡航をお勧めいたします。

弊社はオンラインセミナーでも、このような現地情報を発信しております。今後もセミナー開催を予定していますので、開催日が決定次第、弊社ウェブサイト・Facebook・Instagram・Twitterなどでご案内いたします。

​​