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子供の教育を考える in Malaysia

※この記事は2018年09月14日に書かれたものです。

2児の母、Eです。

マレーシアへの移住目的として「子供の早期の英語教育のため」という方も多いと思います。

純日本人の子供二人(4歳と2歳)がいるEが「マレーシアでの子供の教育」についてのメリット・デメリットを考えてみました。


メリット

①英語教育

マレーシアの公用語はマレー語ですが、インターナショナルスクールで英語教育を受けることが出来ます。アジアの中でマレーシアは英語力が高く、日常会話やビジネスでは英語。子供の頃から高い英語力を身につけることが可能です。

②多文化、多民族

日本は基本的に「日本人」の単一民族ですが、マレーシアの主な人種はマレー系、中華系、インド系で宗教もそれぞれ違います。宗教上食べれないものもいくつかあり、それを尊重することが通常です。子供の頃から多民族に囲まれ、多文化を尊重する事が日常。日本では決して経験できない素晴らしい事ですよね。

③学校の選択肢が幅広い

外国人は公立学校に入学できないため、私学あるいはインター校に入ります。インター校も年々数が増えており、イギリス系、アメリカ系、国際バカロレア、またフリースクール等の選択が可能です。


デメリット

①母国語の形成

日本国籍を持っている限り、やはり「日本語」は必須です。

幼少期から英語教育を中心として育った場合、「日本語教育はどうするのか?」という課題、心配は大きいです。英語を母国語とするのか、日本語を母国語とするのか、それが中途半端になってしまう「言語難民」になることだけは避けなければなりません。

幼い子ども抱えるEとしても、この点は心配で、おそらく今後「日本語補修講座」に通わせなければならないだろうなと、考えています。

②日本文化

日本は四季があり、移りゆく季節がある国は世界でも数少ないです。学校でも日本は四季によって様々な素敵な行事がありますよね。春は、入学式。「入学式」と桜を背景にした記念撮影、また卒業式は卒業少々と共に、育ってきた学校や先生に涙と共に感謝を伝える。

どっぷり「日本式教育」で育ってきたEとしても、子どもたちにこういった行事や四季折々の体験をさせてあげることができない寂しさがあります。

③インター校の学費

インター校は学年が上がるごとに恐ろしく学費が上がっていきます。

入学当初は払える金額でも、数年後には倍になることも。また、入学した学校が子供に合うとも限らないので、仮に転校となった場合、また高額な入学金を支払う必要があります。

マレーシアは全体的な物価も少しずつ上がっており、学費も値上がることが頻繁にあります。なんと50%近く値上がりしたケースもあるようです!

日本のメディアで「安くインター校に通える」という広告を見ますが、欧米系の先生が多いインター校は先生達の給与も高いため、学費もかなり高額です。また学費以外に「通学バス代」「課外活動費用」、その他塾等の経費も必要になってきます。

インター校の入学を検討されている方は学費が値上がる可能性や上記経費も頭に入れて、きちんと計画をされることをオススメします!