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マレーシアの言語と英語事情

【マレーシア転職・生活情報】マレーシアの言語と英語事情

※この記事は2022年3月に更新されました。

 マレーシアは様々な人種が共存する多民族国家です。マレーシアの公用語はマレー語ですが、ビジネスシーンにおいては一般的に準公用語の英語が使用されています。

今回はマレーシアにおける職場や生活環境での言語事情をお伝えします。

マレーシアで話されている言語

共通語は英語

マレー系はマレー語と英語、中華系はマレー語・中国語(福建語、北京語、広東語など)・英語、インド系はマレー語・タミル語(ヒンディー語)・英語といったように、公用語と各民族の母国語に加え、英語を話す方が多くいます。

なぜ英語が話せるのか?これはイギリス植民地時代に植民地政策として英語教育が取り入れられたという過去の歴史に遡ります。現在においても英語教育は盛んで、イギリスやオーストラリア、カナダなどのインターナショナル校も多数存在します。

このように国民の多くが最低2カ国語を、人によっては4カ国語、5カ国語を話すという多言語環境で、日系・外資系企業が多く進出していることもあり、ビジネスシーンでは一般的に英語が使用されています。

電話、メール、会議、業務連絡・指示、社外とのやり取りも英語となるため国籍・人種を問わず、英語で業務が遂行できる点は私たち外国人にとって大きなメリットです。

各民族間はそれぞれの母国語を使用、相手に合わせて言語を使い分け

上記のとおり各民族間では母国語が使用されています。

例えば、中華系同士が中国語で話をしていたところにマレー系が加わると公用語のマレー語に切り替わり、そこへ外国人が加わると英語に切り替わるといった光景が日常で、相手に合わせて瞬時に使用言語を切り替えることができるため、言語能力はかなり高いと言えます。

親の教育方針や家庭環境によっては母国語は話せるが読み書きができない、幼少時から英語教育を受けてきた場合は英語が第1言語の方も多く存在し、各個人の言語レベルは異なります。

マレーシア転職・生活に必要な英語力と言語

職種別に求められる英語力

職場環境や職位により求められる英語力は異なります。こちらはあくまでも例となりますが、マレーシアで仕事をされる場合は、ぜひ参考にしてください。

営業職

顧客へのアポ取り、商品説明、要望ヒアリング、価格調整・交渉、見積作成依頼などが英語で問題なくできるレベル(目安:コミュニ―ケーション~ビジネスレベル)

秘書・事務職

英語での資料作成、資料の日英・英日翻訳、駐在員や出張者の通訳、会議での通訳などが英語で問題なくできるレベル(目安:ビジネスレベル)

技術・専門職

専門用語・技術用語が英語で理解でき、ローカルスタッフへの指示・指導が英語で問題なくできるレベル(目安:コミュニ―ケーションレベル)

カスタマーサービス、テクニカルサポート

社内トレーニング、レポート、ローカルや多国籍の同僚とコミュニケーションが英語で問題なく取れるレベルの英語力(目安:コミュニケーション~ビジネスレベル)

生活に必要な英語力

主要都市やその近郊で生活する場合、買い物や食事、銀行、不動産屋や大家さんとのやり取り、修理依頼などが英語でできれば生活は十分可能です。病院・病気に関しては最低限の説明が英語でできると良いですが、どうしても難しい場合は日本語通訳がいる病院を選ぶことも可能です。

マレー語・中国語は必要?

マレー語や中国語が話せると、その民族の方とやり取りがスムーズになりコミュニケーションが深まりますが、話せなかったとしても生活やビジネスで支障をきたすことはありません。

むしろ、英語が話せないとマレーシアで生活・就労する上で支障を来すため、意思疎通が問題なく取れるレベルの英語力が必須です。

TOEICのスコアが高くてもスピーキング力に自信がない方、身につけたい方は、オンライン英会話などを活用し、ぜひ話す機会を積極的に作ることをお勧めします。

まとめ

多民族国家のマレーシアでは準公用語として英語が使用され、ビジネスにおいても英語が共通語のため、英語さえできれば生活も仕事もしやすい環境です。英語を日常的に使いたい方、英語+αで別言語を使いたい・学びたい方は、ぜひ転職先としてマレーシアをご検討ください。

JACリクルートメント マレーシアでは、マレーシア転職・生活に関するご相談を随時受け付けております。お気軽にお問い合わせください。

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